モンゴル国は1990年に民主化され、1991年から民主国家との本格的な交流が始まりました。これにより、日本からも初めて観光客が自由にモンゴルを訪れることができるようになりました。それ以前は、日本、アメリカ、ヨーロッパ諸国は「敵国」とみなされ、自由な交流はほとんど不可能でした。
1991年、財団法人ハーモニィセンターによって初めて「モンゴル大草原騎馬トレッキング」が企画され、多くの日本人がモンゴルの大地を訪れました。しかし当時、モンゴル国内には日本語を話せる若い通訳やガイドがほとんどおらず、日本語教育はまさに空白の状態でした。民主化を迎えたモンゴルにおいては、観光事業や日本との文化・親善交流の発展のために、日本語教育の必要性が急速に高まりました。
この状況を受け、ハーモニィセンターのツアー参加者や関係者からの寄付金により、1993年に現地学校法人としてモンゴル国初の日本語教育機関「ユートピア日本語専門学校」を設立しました。さらに1996年には、同校を四年制大学へと昇格させ、「モンゴル文化教育大学」と改称。以来、モンゴルと日本の教育・文化交流を担う拠点として、現在に至るまで発展を続けています。
卒業生の進路
本学の卒業生は、幅広い分野で活躍しています。
さらに、卒業生の活躍は国内にとどまらず、日本をはじめ、アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアなど世界各国へと広がっています。