夏休みを利用した現場実習
モンゴル文化教育大学では、毎年6月から8月までの夏休み期間に、多くの学生が日本語会話力向上の一環として、本学が運営する「シリンボラグ乗馬ツーリストキャンプ」で現場実習を行っています。というのも、「シリンボラグ乗馬ツーリストキャンプ」の利用客の約99%は、日本から大草原での乗馬を楽しむために訪れる方々だからです。
さらに、この実習は企業経営の基礎を学ぶ機会にもなっています。キャンプの運営には学生が中心となって関わり、接客、運営管理、チームワークを学びます。男子学生は主に乗馬インストラクターを担当し、女子学生はウェイトレス、ゲル(遊牧民のテント)の管理、厨房業務などを担当します。こうした経験を通じて、学生たちは実践的な日本語力と社会人としての基礎力を身につけています。
また、わざわざ日本から大学生や高校生がモンゴルを訪れ、本学の学生と共に「シリンボラグ乗馬ツーリストキャンプ」で実習に参加することもあり、国際交流の場としても大変貴重な経験となっています。